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雪むろ冷蔵

とうもろこしの収穫は早朝に行います。我が家では明るくなる3:30〜4:00頃に開始して6:00頃には終わらせます。

これは、昼間の光合成で得たエネルギーが夜の間に糖になり蓄積されるからです。また、日中の暖かいときに収穫すると、とうもろこしの呼吸が大きく、品質が劣化しやすくもなります。

ここまでは、何所の農家も同じでしょう。

ここからが我が家のこだわり。一般的には常温の場所で選別された後、冷蔵庫で冷やされるか、すぐに発送されます。

我が家では、収穫したらすぐに冬の間にたっぷり貯蔵した雪の部屋に入れます。部屋の温度は1〜2℃、湿度は95%以上。なま物を保存するには、品質を劣化させない絶好の環境です。おまけに究極の省エネルギーです。雪を運び込む燃料は必要ですが、冷やすための電気代は「ゼロ」です。
収穫したとうもろこしは、呼吸作用でどんどん糖分を使ってしまいますが、冷やすと呼吸作用がかなり収まり、糖分の減るのが緩和されます。

充分に冷えたとうもろこしを隣接している選果場で選別。ここは定温倉庫内で雪むろからの冷気によって室温12〜13度に保たれています。寒いため、服を着込んでの作業となります。

どうして雪むろの中で選別しないか・・・・・本当はその方がよいかもしれません。
でも、とうもろこしの盛んな呼吸熱を押さえるだけでも雪が溶けるのに、更に人の体温も加わると雪むろの温度が上がってしまいます。
また、選別する人も、気温との差が激しすぎて体が大変です。中間くらいの温度で御勘弁。
一度、芯まで冷えたとうもろこしは、すぐには暖かくなりません。

雪むろで冷やされるとうもろこし

服を着込んで選果

雪むろで冷えたとうもろこしを選別し縦詰めの段ボール箱に詰めて、収穫したその日のうちに発送します。

 

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