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赤ビーツとは

赤ビーツ

 植物分類上はアカザ科に属する。カブの形をしているがカブの近縁種ではない。赤ビーツと呼ばれる他に、テーブルビーツとか単にビーツとも呼ばれる。また、スビョークラとも呼ばれている。
北海道でたくさん栽培されている砂糖原料用のビート(てんさい・シュガービートとも呼ばれる)とは同類である。しかし、砂糖原料用のビートは白っぽいのに比べて、赤ビーツは名のごとく極端な赤色の色素を含有している。その色素は天然色素として利用されているくらいである。この赤色は、アントシアニンではなくベタシアニンである。

 シュガービートと同じく、寒さに強く暑さには弱い作物で、北海道のような冷涼な地域が栽培適地である。世界的には東欧やアメリカなどで多く栽培されているが、日本ではなじみの少ない野菜であり栽培面積が少なくスーパーなどにはほとんど出回らないが、瓶詰めなどの加工されたものが見られることはある。
糖分が17%前後含まれているシュガービートに比べると糖分はずっと少ないが、甘さは幾分かは感じられる。また、食べたときには若干の土臭さがある。ちなみにシュガービートも土臭いので、ビート特有の臭いなのだろうか。

 食べ方としては、皮ごとゆでてから調理する場合が多いが、ピクルスにしたりサラダに入れたりして食べられる。また、世界的に有名なのはロシア料理の「ボルシチ」であり、ヨーロッパではスープとしても利用されている。
赤色の色素は細胞から出やすく、料理の色づけには良いが、逆に付きすぎる場合もある。また、生のビーツを切るとまな板や包丁が真っ赤になるので要注意!!

 


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